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Meister Interview 吉原 義人(Yoshihara Yoshindo )

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刀鍛冶/日本刀鍛錬道場代表 吉原 義人

刀鍛冶/日本刀鍛錬道場代表
吉原 義人

  • 吉原義人プロフィール
  • ダイジェスト版(読了時間5分)
  • 記事全文(読了時間15分)

書籍の出版について。


海外にファンを作ることで、
日本人の興味と誇りを取り戻す

日本刀に関する書籍の出版をしているのも、そうした日本刀の普及に向けた活動の一環で、興味を持ってくれる人がいるし、俺自身が書きたいから書いてる。これまでに4冊出していて、2012年の6月に出版した4冊目がこれ(The Art of the Japanese Sword/米国タートル出版・吉原義人監修)なんだ。良い紙を使っているだろ?ちなみにこれまで出した3冊も含めて、全部英語版。日本国内での発展はもちろん大事だけど、世界に発進した方が広まるには早いんだよ。海外にたくさんファンを創ることで、日本人が誇りを持てるし興味も持つだろ?
出版した書籍は日本でも海外でも買えるけど、海外の販売部数の方が圧倒的に多い。今回のやつは、これまで出してきた本の読者の期待で、作刀の工程から何からぜんぶ盛り込んでいる。そうやってまた広まっていけばいいよな。

改めて日本刀の魅力とは?


日本刀は芸術品としても、精神的なお守りとしても素晴らしいもので、俺達刀鍛冶にとっては本当に大切なものだ。

素晴らしい文化を守って、素晴らしいものを創っているという強い自負がある。これは勉強しないとわからないけど、技術的にも本当に奥が深くて、彫刻など、他の芸術品とは違って日本刀は鋼の素材そのものの善し悪しから、仕上がりの形まで全部が観賞できる。そういった意味で、本当に奥が深いものを創っているって実感が持てるし、創れることが楽しんだ。それが一番の魅力だな。

それと職人は退職ってものがないから、ずっと現役でいられる。俺の場合はあと20年・30年っていうと自信ないけど、80歳くらいまではやりたいね。現役が面白いから、続けていきたい。
刀を創ること自体がほんとうに好きで、好きなことを続けていきたいし、続けるために必要なことをやるってことだ。

次代の日本を担う若者に一言


自分の好きだと思うこと、
興味や誇りが持てることを見つけて、
とにかくそれを一生懸命に続けること。
辛くても楽しくなるまで一生懸命やることが大事。
どんな職業でも、それは一緒だろ!