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Meister Interview 緑 健児(Midori Kenji )

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新極真会代表理事/緑健児

新極真会代表理事
緑 健児

  • 緑 健児プロフィール
  • ダイジェスト版(読了時間5分)
  • 記事全文(読了時間15分)

今後の展望について


Q:指導者として、今後の展望について

空手道・武士道をさらに広めるために、よりたくさんの強い選手を育てることが重要と考えている。「強くなる」というのは、誰もが持つ明確な価値であり、本当の強さを身に付けている人を見て、人は心を動かされる。故・大山総裁の言葉にも、「華麗な組手をしなさい」「一撃で相手を倒しなさい」「技で人を感動させられる空手を目指しなさい」とある。前回の世界大会優勝者である塚本徳臣(つかもとのりちか)のように、強く華麗な試合ができる選手を多く創出することが重要だ。組織の代表として、新極真会全体の展望を考えると共に、一指導者として、自分の道場(奄美大島道場、鹿児島道場)から世界チャンピオンを創出することを一つの目標としている。

Q:NPO法人全世界空手道連盟:新極真会の今後について。

新極真会は現在、全世界82ヶ国で競技されていて8万人の門下生を持つ、フルコンタクト系空手で最も競技人口が多い流派。211名の支部長が、213の支部と、その何十倍もの道場をそれぞれ運営している。 国別の普及率をみると、2万人の門下生がいる日本を除き、ロシアやヨーロッパがとくに普及している。中でもリトアニアは国内のスポーツの中でも競技人口が五指に入るほど普及している。 今後、極真空手をさらに普及・発展させていくためには、現在の加盟国を含め、さまざまな国で空手道、武士道文化への理解を深めてもらうこと。そのためには4年に一度の世界大会や、ワールドカップなどの一大イベントの注目度を高めることが重要であると考えている。オリンピックと同様、選手の競技だけでなく、イベントそのものに感動してもらえるような形にすることで、加盟国・競技人口ともに増えていく。

Q:空手をオリンピックの公式競技に?

空手の普及を考えた時、空手をオリンピックの公式協議にすることは究極の目標。

オリンピックの公式協議として認定を受けるためには、5大陸・5万人の競技規模が絶対条件で、それはすでにクリアーしているし、実のところ空手は柔道よりも競技人口は多い。もっとも大きなハードルは、大小さまざまに存在する流派を一つにまとめていくことだ。現在、複数の空手組織とルールが存在するが、大きく分けるとフルコンタクト空手とノンコンタクト空手。レスリングにもグレコローマンスタイルと、フリースタイルが存在するように、空手にもフルコンタクト空手、ノンコンタクト空手として連盟を作り、共通ルール化、またそれに賛同する組織を増やしていくことで道は開けると考えている。フルコンタクト、ノンコンタクト双方のルールが確立されれば、世界中の空手家達が夢を持てる。
その夢と全世界共通のルールに導かれて、空手家達が共通の目的を持つ。これが新極真会の究極の目標だ。

Q:実現の可能性は?

前に向かって進む限り、可能性は広がり続ける。

現在は「可能性がゼロではない」といった段階だが、このまま何も動かなければゼロで終わってしまう。 どんな高い目標も、前に向かって進む限り、可能性は広がり続ける。さまざまなハードルが山積みされているが、一つ一つクリアーしていくことでオリンピックの正式競技になる日が来ると信じている。

Q:空手人生を通して得たもの。

決してあきらめない心。
あきらめずに最後までやりきって、
成果を出すこと。


その信念が空手家としての選手生命を通して学んだ最高なこと。新極真会を運営していくうえでも、絶対的に重要であり、この組織を支えているゆるぎなき理念だと考えている。これまで逆境はいくらでもあったが、選手時代に経験した苦しい思い、辛い思いに勝るものは無い。それが今の自分と、組織を強くしている。 それと空手人生を通してできた仲間達。自分を支えてくれる2人の副代表(小林副代表、三好副代表)と7人の理事、そして世界82か国にいる211人の支部長達が仲間としている。極真空手を共に愛してくれている仲間が一番の財産だ。

最後に、さまざまな業界で一流を目指す若者にメッセージ


武士道・極真空手の教えとしていつも言っているメッセージを4つ。

自分の夢を強く思い描き、すべてに全力を尽くすこと。

志を高く持ち、自らの考えや行動に限界を作らないこと。
あきらめずに努力すれば、必ず夢はかなう。

説得力を行動で示すこと。

口だけで行動が伴わない者には誰もついてはいかない。
行動で示せない者は、どんな業界でも一流になれない。

華麗さを持つこと。

人は華麗な姿に感動する。
ポジティブに前向きに、自ら厳しい道を選び、進んでいくこと。
厳しい時でも下を向かず、笑顔で前を向くこと。

健全な肉体・健全な精神を持つこと。

健全な肉体に健全な精神が宿る
。 特に組織で人の上に立つ者は、体の健康を維持することが絶対条件。
そのためには、体を鍛えるしかない。武道で心身を鍛えてください。