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Meister Interview 西 陽一郎(Yoichiro Nishi)

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西酒造株式会社 八代目代表取締役/西陽一郎

西酒造株式会社 八代目代表取締役
西 陽一郎

  • 西 陽一郎プロフィール
  • ダイジェスト版(読了時間5分)
  • 記事全文(読了時間15分)

こだわりの焼酎をつくること


Q:「こだわりの焼酎」について

市場では「こだわりの焼酎」というキーワードが安易に使われているが、本当にこだわっているのなら、それは何かが明確じゃなければならないし、僕らはそこを命がけでやり続けたい。そこまでやらないと自分に嘘をついているようで、居ても立っても居られなくなる。いま僕らはみんながそういう気持ちでやっているし、そこに銭金のことなんかはまったく考えていない。「経営状況がいい」とか、「数値がいい」とか、そんなことでは人って燃えて仕事をしない。自分達がやっていることの社会的意義や、お客様の幸せを感じながらモノづくりに生きる!ということ。

銭金じゃない、本気のモノづくり。
結果は必ずついて来る。


自分たちの焼酎文化を確立し、守って、美味い焼酎を造り続ければ、結果は必ずついて来る。 何10年、何百年後でも、次の世代に誇りを持てる仕事、夢を持ってもらえる仕事をしなければならない。

Q:今日お会いした社員の皆さま全員に浸透している感じがします

お前(有馬さん)にも浸透しているよな(笑)? いま言ったようなことを、ここにいる有馬はじめ、幹部・リーダー達がいつも伝えてくれているからだと思う。皆で夢を共有し、酒造りをしながら「誇り」と「生きている」という実感を、感じることができる我々でありたい。

Q:これは企業秘密じゃないか?と言うようなことまで詳細にお話をいただきました。

それは「隠す理由」がまるでないから。自信をもったモノづくりをしていることの表れだと思って欲しい。 やっていることをそのまま見てもらいたいし、見せるべきか?見せないべきか?とかは考えたことがない。笑

Q:すべてお見せできるのは、他社が真似できないという自信からでしょうか?

それは逆!
僕らがやっていることをみんなに
真似して欲しいからなんだ!


僕らの考え方は、焼酎文化を守りたい!が大前提だから、こんな機会(今日の取材)だってすごくありがたい。畑を見てもらって、醸造所を見てもらって、僕らの製法やこだわり・新しいチャレンジ、焼酎文化を守りたいという思いを理解してもらって、それを多くのお客様に知って欲しいし、同じ取り組みをやってくれる蔵元が増えれば良いと思っている。
2005年のTRIPS協定により、「薩摩焼酎」と言えるようになった事は良いことだが、これに原料の米が入っていない。お芋とお米、そして水、すべてが鹿児島の原料である事で、真の「薩摩焼酎」であると考えている。「焼酎にはタイ米が合う」とか言う蔵元もあるが、それは断じて違う。国産だからいいとか、タイ米だからダメとか、じゃなくて、その土地の素材で造らないと、焼酎文化じゃないし「國酒」じゃない。僕らには今は「宝山」しか作れないけど、この土地で生活して、この土地で獲れた素材を使って、それが多くの人に親しまれて、また造る。その営みの連鎖が焼酎文化だと思う!

今後の展望について


Q:今後の展望について教えてください。

足元でやっていること(芋焼酎の好適米となる品種を僕らが開発することなど)を、一つ一つしっかりと確立して行きたい。それが成功できてまた次の挑戦。挑戦はずっと続く!

メッセージ


Q:焼酎文化を支える企業のトップとして、後輩達にメッセージをお願いします

自分自信がまだまだ道半ばで、夢の途中。 いま挑戦していることだって、結果が出るのは、これから10年~20年かかる。ただこれだけは言えるのが、商は良いこと、駄目なこと、想定外のこと、いろんなことが起きる。どんなことが起きても「継続」すること。つぶれないこと。どんな逆境になっても這い上がる気持ち。
そして、実際に這い上がること。これが重要だと思う。

Q:「継続」する力を持つために最も必要なことは?

自分がやっていること、やろうとしていることに、
本気であること。その夢が本物であること。
本物でなければ、どんなことだって続かない!