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Meister Interview 斉藤 りえ(Rie Saito)

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作家・政治家/斉藤 りえ

作家・政治家
斉藤 りえ

  • 斉藤 りえプロフィール
  • ダイジェスト版(読了時間5分)
  • 記事全文(読了時間15分)

政治の世界に


Q:初出馬、そしてトップ当選という結果について。

耳が聴こえなくても、健常の方のように上手く発声できなくても、行動と気持ちで多くの方に私の想いを伝えることができたことにとても感激しています。私が当選できたのは、たまたま私が住んでいた場所が北区であり、自分自身が障害をもっていたことも大きな要因ではないでしょうか。北区は他の区に比べて障害を持たれている方が多い区です。障害を持つお子さんが通う特別支援学校も北区内だけで3つもあり(通常は2~3区に一つ程度)、卒業生が働く場所や就労支援なども充実しています。また高齢者も多く「バリアフリー社会」の実現が本当に重要な区であることは間違いありません。そんな中、実際に障害を持っている私が当事者となり、区政に参加することを、前向きに受け止めて下さった方が多かったのだと思います。

私が実現したい政策は、「バリアフリー社会」「女性・子育て支援」「高齢者に優しい街」です。有権者の方からは、「区議会議員にそんなことができるのか?」とか「障害者にできるのか?」といった厳しい言葉を覚悟していたが、実際になってみるとまったく逆でした。障害を持っているお子さんや、そのご家族と直接お話を聴ける機会もどんどん増え、ご理解も深まっていることを実感しています。

Q:政策の実現のために必要なことは?

実際にはまだまだ、課題が多いと思います。障害者には当たり前のことでも、健常の方ではなかなか気付けないことも多く、議員として一般質問をしてみて始めて気づいたことがたくさんあります。周囲の理解を進めて、障害者と健常者の距離、区政との距離を縮めること。当事者の声をどんな小さいことでもしっかり聴いて、確実に行動に移していくことが重要です。小さい事の解決を積み重ねることが大事を成せる唯一の道と考えています。障害を持たれている方々と接するイベントを開催する機会が増えていますが、積極的にご参加をいただいています。開催者である私自身が障害者であるため、ご参加いただきやすいのかも知れません。今後も皆さまが発言できる機会を増やして行きたいと思います。

Q:耳が聴こえないことで公務に不便を感じたことはないか?

議長や周りの議員さん達が、私の聴覚障害をとても気にかけて下さっているので、不便を感じることは殆どありませんでした。例えば「議会」で発言する際に、議長からの指名に気づかずに間が空いてしまうと、議会の進行上、次の人に順番が移り、発言の機会を逸してしまいますが、そういったことが無い様に、事前に発言の順番を知らせてくださったり、複数の議員が同時に会話をする「委員会」でも、私が皆さんの言葉を理解できるように、しっかりと間をおいて話してくださったりと、私が所属する「日本を元気にする会」の方だけでなく、会派の垣根を越えてすべての議員さん達が理解し、協力してくださっているのです。

今後の展望について


Q:今後の展望について教えてください。

「バリアフリー社会」「女性・子育て支援」「高齢者に優しい街」を実現することは、北区だけでなく日本全体の大きな課題と考えています。まずは北区からそれを実現し、モデルケースとなることで、他の区にも伝播して行きたいです。

メッセージ


Q:同世代の人・若い人達に向けて一言アドバイスを。

私自身まだまだ勉強しなくてはならないことだらけなので、恐縮してしまいますが、私がいつも大切にしている言葉をご紹介します。※ここで2回目の筆談が登場する。
難題の無い人生は、無難な人生。
難題の有る人生は、有難き人生。


難題があった方が人は学べるし、大きくなれるのだと考えています!
それともう一つ、


失うことで、人は大きくなれる。

前に「失」という漢字を分析してみたことがあって、その時にこの字が「人」と「大」という二つの文字に分けられることに気づきました。お金や地位を手に入れても、それに固執するのではなく、敢えて手放してみることで、人として更に成長し、新しい機会がやってくるのではないでしょうか。


<記者:HIDE>